2009年9月アーカイブ

ガーデナーズリポート 第6回

秋本番のクレマチスガーデンではこの季節に花期を迎える灌木や宿根草の花が見頃を迎えています。

カナールのボーダーガーデンでは鮮やかな黄金色の花をもつヘリアンサス・ゴールデンピラミッド(ヤナギバヒマワリ)、桃色の小さな花を株全体に咲かせたクジャクアスターをはじめ、純白の花が上品なシュウメイギク、ツヤのある白い実が枝全体に並んだシロシキブ、銅葉が目を引くユーパトリウム・ルゴサム・チョコレートといった植物とともに、秋の1年草の代表ともいえるコスモス、そして印象的な花穂が目を引くペニセツム・ヴィロサム(耐寒性に乏しいため1年草扱いとしています)がボーダーを構成しています。

ホワイトガーデンでは球根性植物のゼフランサス(タマスダレ)が満開になりました。クサツゲの株元に数年前に植え付けた株が充実し、年を重ねる度に花数も増えています。ツゲの中から花を咲かせる姿がかわいらしく、秋のホワイトガーデンには欠かせない存在となっています。

10月に入りますと、リストランテ プリマヴェーラのフロントガーデンや、ノットガーデンではノボタンの花が見頃となります。紫花のコートダジュール、桃花のリトルエンジェル、どちらの品種も常緑低木ですが、熱帯地方原産のため寒さがや

や苦手です。クレマチスの丘では冬期に何度か地上部が枯れてしまうということを繰り返しましたが、なんとか株は存続し成長して現在に至ります。今年は例年に比べて蕾の数も増え、開花を心待ちにする日々です。


(文章:クレマチスガーデン専属ガーデナー 阿部さくら)

アンスンエンシス

冬咲きのクレマチス・アンスンエンシスは12月ごろから開花します。寒さの中で白いベルのような形の花を咲かせます。

クリスマスローズ

その名のとおり12月末頃から咲き始めるクリスマスローズですが、まだ花数は少なく、本格的に咲き始めるのは2月中旬以降です。アイラ ンドベッドには多種多様なクリスマスローズが植栽されており、また庭園内の至る場所でご覧になれます。花びら(と思われている部分は実はガクなのです)は 散らず、色がだんだん抜けて緑色に近づいていきますが、4月過ぎまで長く楽しめるのも、その魅力のひとつでしょう。

原種シクラメン・コウム

2月から3月頃、冬咲きの原種シクラメンがご覧になれます。冷たい風にも負けずに咲く可憐な姿をご覧ください。花だけでなく、葉の美しさも魅力です。

球根性植物

早春を告げる球根性の植物もこの時期見頃を迎えます。純白のかわいらしい花を咲かせるスノードロップや、白・黄・青・紫といった花色をもつクロッカス、そして2月から4月頃まで順次開花するスイセン各種も見どころのひとつです。

秋咲きのクレマチス

9月後半には、カナールの斜面いっぱいにクサボタンが広がります。園芸品種のような華やかさはありませんが、素朴な風情をお楽しみください。また、8月中?下旬からは四季咲き性のクレマチスが二番花を開花します。一番花に比べると花のボリュームは多少減るものの、一番花との花色やサイズの違いに注目ください。

シュウメイギク

9月から10月、クレマチス ガーデンやカナールでは、白いシュウメイギクが清楚な姿を見せてくれます。またガーデンバサラに続くアプローチにはピンクのシュウメイギクも植栽されています。

秋バラ

10月には秋バラがクレマチスガーデン各所を華やかに彩ります。ノットガーデンではピンク色の花を咲かせるうららやほのかが、ホワイトガーデン内ではアイスバーグ、スノー・コーン、クリスタル・フェアリーといった白花品種が開花します。

イチョウ並木の黄葉

クレマチスの丘に向かう道路の街路樹イチョウは10月中旬頃に色づきます。あたり一面落葉したイチョウの葉で黄色い絨毯のようになることも。葉が全て散ってしまうと、冬の訪れを感じます。

シルホサ

冬咲きのクレマチス"シルホサ"系の品種が、11月頃から、庭園のフェンスやポールに咲きます。

原種シクラメン・ヘデリフォリウム

ヴァンジ彫刻庭園美術館のアイランドベッドとくすの木の丘では、原種シクラメン・ヘデリフォリウムの可憐な花が咲きそろいます。白やピンクの花々とともに、美しい葉にもご注目ください。

中輪・小輪系クレマチス

6月になると、クレマチスの花は大輪から中・小輪系へと移っていきます。花の大きさは2センチから10センチというかわいらしいクレマチスですが、沢山の花が次から次へと開花して長く楽しむことができますし、またベル型やチューリップ型、壺型など、クレマチスの花形の多様性をご覧になれる時期でもあります。

バラ

イタリアンレストラン「リストランテ プリマヴェーラ」のエントランス壁面では、群星、アイスバーグ、ソンブロイユ、スパニッシュ・ビューティーといった品種のバラがお客様をお迎えします。ノットガーデンや石垣壁でも華やかなバラの花をお楽しみください。

カナールのボーダーガーデン

初夏のカナールには数品種のアリウムを主役に、色とりどりの花が咲きそろいます。華やかな宿根草とカラーリーフの取り合わせもお楽しみください。

カラーリーフ

クレマチスの株元を美しく隠すために植栽されているカラーリーフプランツ。斑入りカリガネ草・スノーフェアリー、ユーフォルビア・アミグダロイデス・パープレア、ラムズイヤーなど、花だけでなくその葉も魅力という植物は、花色が乏しくなる真夏の庭で目を引く存在に。

アジサイ

6月、クレマチスの丘でもアジサイが開花します。ベルナール・ビュフェ夫人と同名のアナベルは真っ白で優雅なアジサイ。かつら並木やベルナール・ビュフェ美術館などでご覧いただけます。

くすのきの丘

ヴァンジ彫刻庭園美術館の展示棟を出ると少し小高くなった場所があり、大きなクスノキが立っています。木陰はここちよい風が通り、庭園を見渡せるベンチで休憩はいかがでしょうか。

スイレン

8月、ヴァンジ彫刻庭園美術館の池には、温帯性と熱帯性のスイレンの花が咲きます。白、黄色、ピンク、紫、赤などの鮮やかな色を楽しんでください。

水仙

初春の庭園では水仙各種が見頃を迎えます。展示棟上部で一斉に開花するのはミニ水仙・テータテイト。咲きそろえば芝の斜面は黄色く染まります。展示棟下部 では白い繊細な花型が美しいタリアや、口紅水仙とも呼ばれるアクタイア、さらにレモン色の花がかわいらしいピピットといった品種が開花します。

アーマンディー

桜が咲く同じ頃、春一番のクレマチス"アーマンディー"が開花します。 ヴァンジ彫刻庭園美術館の庭園のあちらこちらで株を覆うほどのたっぷりの花をつけ、風に乗って広がるアーマンディーの甘い香りはクレマチスの丘に春の訪れを告げます。

3月下旬から4月にかけて、クレマチスの丘では桜が咲きます。駿河平自然公園のヤマザクラや美術館周辺のソメイヨシノやオオシマザクラやヤマザクラなど、種類もいろいろ。

新緑

クレマチスの丘周辺では、イチョウ並木やかつら並木、自然公園の雑木林で、木々が芽吹き始め、パステル画のような柔らかな色合いに心が和みます。 また美術館庭園の芝も枯草の間から緑の葉をのぞかせます。

チューリップ

4月から5月にかけて、クレマチス ガーデンやカナール、リストランテ プリマヴェーラのエントランスなど、いたる場所で色とりどりのチューリップを見ることができます。ムスカリやスイセンといった他の球根植物との組み合わせもお楽しみください。

モンタナ

4月下旬から一季咲きのモンタナ系クレマチスが開花します。 庭園内のポールや樹木に絡んで可愛らしい表情を見せてくれます。放香性ですので、甘い香りもお楽しみいただけます。

フラワーショップ前の藤棚では、毎年4月下旬から5月初旬にかけて藤の花が咲き、まるで紫色のカーテンのようです。甘くさわやかな香りも一緒にお楽しみください。

大輪系クレマチス

ゴールデンウィークの頃から、クレマチスガーデン/ヴァンジ彫刻庭園美術館の庭園では、大輪系のクレマチスの開花時期を迎えます。色も形も様々なクレマチスの花がフェンスやポールに咲き誇ります。お好みの花を見つけたら、フラワーショップで苗を探してみましょう。大輪系のクレマチスは早咲き・遅咲き品種など次々に咲いていき、5月下旬頃までご覧いただけます。四季咲き品種は、剪定することで夏・秋にまた花を咲かせます。

夏に咲くクレマチス

8月の上旬から9月にかけてボタンヅルやセンニンソウが開花します。日本の野山に自生するクレマチスですので、ハイキングなどでご覧になったことのある方も多いことでしょう。白く小さな花が群れてふわふわと咲く様子はとても可憐です。

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