2010年11月アーカイブ

ガーデナーズリポート 第23回

くすの木の丘では秋咲きのシクラメン・ヘデリフォリウムの開花が継続しています。

 

芝上に座り、可憐な花々を観察してみると、花色の幅広さに気がつきます。花、そして先端の口の部分との色の組み合わせもそれぞれ少しずつ異なり、もう既に株元から展開をはじめている葉もさまざまなバリエーションがあり個性的です。

 

ヘデリフォリウムやコウムといった原種シクラメンは、植付けをしてから約7年ほど経過しました。ここ数年は実生で次々と赤ちゃん株が増え、くすの木の丘下、園路付近まで新たな株が出現するようになりました。これから年月とともに、原種シクラメンのカーペットが面積を広げていくのが楽しみです。

 

 

ガーデナーズリポート 第22回

 

秋から冬にかけて開花するクレマチス・シルホサ。カナールの壁面や、ポール部、フェンスの一部で花を咲かせています。

 

ホワイトガーデンからガーデナーズハウスへの入り口では、頭上で開花するシルホサにご注目ください。ベル状の白い花が枝いっぱいに花を咲かせ、下を歩くわたしたちをのぞいています。クレマチスの中でもベル状の花型をもつ品種は、このようにアーチ下に植え付け、アーチ全体に枝を配り、誘引すると開花時に花がよく観察できます。シルホサ・フレックルスや日枝といった、花弁の内側に赤い斑が入る品種もおすすめです。

 

このガーデナーズハウス部入り口では、黄緑色の花を咲かせるグレウィーフローラも同様にからませています。開花までにはもうしばらく時間がかかりますが、現在枝の節々に蕾を付けた様子をご覧いただけます。小さな蕾は全体が短い毛で覆われており、その様子がなんだかまるでキウイを小さくした果実のよう!蕾から開花までの過程もかわいらしい品種です。今年は例年よりも蕾の数が多く、開花を心待ちにしています。

ガーデナーズリポート 第21回

今朝は黒、濃い紫、ブロンズ色の植物を探しながら庭園内へ・・・。

 

ポール仕立てのクレマチスコーナーではクレマチス・ブラックプリンスの三番花がちょうど開花中。ビチセラ系のブラック・プリンスは遅咲き大輪系のプリンス・チャールズと同じポールに植えています。淡いブルーのチャールズをほとんど黒に近いブラック・プリンスが引きしめます。

 

スクエアフェンス前花壇で夏前からずっと咲きつづけているのはチョコレートコスモス。最近はさまざまな品種がでてきて人気のチョコレートコスモスですが、その名の通り花からはチョコレートの香りがします。最前列に植栽されておりますので、是非実際に香りを嗅いでみてください。背景は銅葉のイポメア。両植物とも残念ながら寒さに弱いため、鑑賞時期もあと僅かとなります。

 

モザイク壁から庭園内に入った左側は庭園内でも最も日当りの悪い一帯。そこで元気に地面を這っているのが、リシマキア・ミッドナイトサンです。こちらはまだ植え付けをしてから数ヶ月の株。これからどんな成長を見せてくれるのか楽しみに日々観察をしています。

ガーデナーズリポート 第20回

 

ここ1週間はからっとした、気持ちの良い晴天がつづいています。庭仕事に最適なおだやかなお天気は年間を通じてわずか・・。この絶好の庭仕事日和?!を逃さないように、毎日ガーデナーは球根と向き合う日々を送っています。

 

 

2011年度春から夏に開花する球根性植物各種。今年も約1ヶ月かけて植付け作業を行います。クロッカス、ヒヤシンス、チューリップ、ムスカリ、アリウム、イフェイオン、水仙、ガランサス・・・球根のサイズや形もさまざまです。一つ一つ大切に、来年の庭を思い描きながら、根気よく作業をつづけています。

 

 

毎年、年末年始にかけて最盛期を迎える冬咲きのクレマチス・アンスンエンシス。11月に入り、枝の節々に蕾が見えるようになりました。小さな蕾が徐々にサイズが大きくなり、最後には花弁の先端がくるっとカールしたベル状の白花を咲かせます。花ももちろんかわいらしいのですが、この常緑葉も大きな魅力。年間を通じてツヤのある美しい葉でフェンスや壁面を飾ることができます。(真夏の強い日差しでは葉焼けを起こすことがあります)クレマチスガーデン内ではカナールの入り口フェンス、スクエアフェンス、モザイク壁の裏などでご覧いただくことができます。

ガーデナーズリポート 第19回

朝晩の気温がぐっと下がるようになり、少しずつ芝生の色も緑から茶色に変わりつつあります。庭園内では来年に向けて球根の植付け作業を中心に作業を進めています。そんな中、今朝はこんな「組み合わせ」に注目をして歩いてみました。

 

スクエアフェンス前で満開を迎えたレモンマリーゴールド。その背景と隣にはレースラベンダーとユーフォルビア・ダイヤモンドフロストを植栽しています。マリーゴールドの黄色、ラベンダーの青紫、そしてユーフォルビアの白の組み合わせは、秋から冬にかけての色が失われつつある庭をさわやかに彩ります。

 

ガーデナーズハウス奥の小道では、カレックスとアジュガをグランドカバーとして植えています。カレックスの下方に流れるような細い葉と、アジュガの比較的小さな丸みのある葉、そして面を埋めるように育つ習性の対比が面白くて組み合わせてみました。レモンイエローとブロンズという葉色の違いも、お互いにめりはりがついて相性が良いようです。

 

最後に、スクエアフェンス前花壇内では、ペニセツムとコリウス・ムーンライトの組み合わせがやさしい雰囲気を作り出しています。コリウス・ムーンライトは薄いオレンジ色をした単色の品種で、真夏の直射日光にも葉焼けもせず、安定して秋までこの葉色を楽しむことができます。このコリウスにペニセツムをぶつけるてみると、ペニセツムの花穂の効果でこんなにあたたかい組み合わせが出来上がりました。

 

日々、植物を観察しながら、複数の植物での「組み合わせ」を想像し、それぞれの植物の習性、花や葉の色、形状などを計算した上で、実際に挑戦をしてみるということも庭仕事において最大の楽しみの一つなのかもしれません。

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