2021年5月アーカイブ

ガーデナーズリポート第500回

白い花で構成されているホワイトガーデン。バラやシャクヤク、季節毎に開花する多年草や1年草だけでなく、クレマチスも白花の品種を集めています。

 

春一番に開花するアーマンディーからはじまって、モンタナ系、満州黄や土岐、マリー・ボワスロといった早咲き大輪系からバトンを受け開花期に入った遅咲きの系統たち。どのような品種が現在開花しているのかリポートをいたします。

 

遅咲き大輪系のサーロモンは、大輪の花弁の縁がフリル状になった純白の品種。昨年から残った古いツルからはもちろん、土中からも新しいツルをたくさん出すため、結果株元からツル先端まで数多くの花で覆われるように開花します。

 

同じく遅咲き大輪系のフルディーンの特徴は、何といってもそのツルの伸びの旺盛さ!ぐんぐんと伸びるツルの行き場が確保できる広めのスペースに植栽してあげたいクレマチスです。花弁の裏側にほんのりピンク色が入る、小〜中輪のパールホワイトの花を咲かせます。

 

フルディーンとは対照的にコンパクトにまとまるパルセットはフロリダ系のクレマチス。白い花弁にやさしいピンク色の筋が入り、褐色の花芯がアクセント。ツルは比較的細いので繊細な印象を受けますが、節から次々と側枝が出て花を咲かせます。

 

この他にもホワイト・プリンス・チャールズ、白万重、テッセン、ホーゲルビー・ホワイト、カイウなど、5月中旬から6月にかけて遅咲きの白花品種が開花しています。是非、フェンスやアーチなど観察しながらゆっくりとご散策ください。

ガーデナーズリポート第499回

統計史上2番目の早さでの梅雨入りの発表を受けて、今週は雨降りのお天気がつづいています。

 

梅雨空ではありますが、庭園内ではツルバラ、木バラともにちょうど見頃に入り、遅咲き品種のクレマチスとともに多くの花色で彩られ、年間を通じて最も華やかな景色をお楽しみいただける時期を迎えました。

 

ポールズ・ヒマラヤン・ムスクやローゼンドルフ・シュパリース・ホープを中心としたツルバラと、遅咲き大輪系、テキセンシス系、ヴィチセラ系をはじめとした四季咲きクレマチスとが同時期に開花する石垣壁はちょうど今週末がツルバラのピークとなりそうです。

 

 

ガーデナーズリポート第498回

今年もガーデン内がバラの香りに包まれる季節がやってきました。例年よりも10日から2週間ほど早いペースで開花が進んでいます。

 

石垣壁、ノットガーデン、ホワイトガーデンとその外周ボーダー、スクエアフェンスとその前面のボーダー、テッセンのフロントガーデン、ガーデナーズハウスなどで日々開花するバラの品種数が増えています。

 

ガーデナーとしましては、気温があまり高く推移せず、さらに激しい雨が降ることのないよう、天気予報を日に何度もチェックしてしまう日々がつづいています。

ガーデナーズリポート第497回

前回につづきまして、庭園内で開花する早咲き大輪系の様子をリポートいたします。

 

ライラシナ・フロリバンダとルイーズ・ロウという爽やかな組み合わせが目を引く展示棟下のフェンス。ライラシナ・フロリバンダの紫花と、ルイーズ・ロウの淡いラベンダーブルーの花色とのコントラストはもちろんですが、丸弁のルイーズ・ロウが、弁端が細いライラシナをより一層すっきりとした印象に見せています。お互いがお互いを引き立て合っている、そんな2品種の組み合わせです。

 

展示棟上のフェンスでも、同じような爽やかな組み合わせを見つけました。こちらはH・F・ヤングとカザグルマ、そして前面に植栽されている下草、ツルマサキも合わせまして、青、白、黄色の3色の色合いで構成されています。

 

展示棟下のフェンスでご紹介したルイーズ・ロウを、是非ポール部で間近から観察してみてください。一重の花、半八重の花、八重の花とがあることに気がつかれるかもしれません。株が充実することによって、異なる咲き方の花を咲かせるルイーズ・ロウは他の品種と組み合わせて植栽するのはもちろん、単植でも多彩な表情を見せてくれるクレマチスです。

ガーデナーズリポート第496回

最盛期を迎えている早咲き大輪系クレマチスたち。幅広い品種数がある中で、毎年お客様に人気の品種をいくつかご紹介いたします。

 

展示棟下のフェンスで開花しているH・F・ヤングは、母の日のプレゼントでもおなじみのクレマチス。淡青色の花弁と黄色がかったクリーム色の花芯とのコントラストが美しく、英国での受賞歴もある、長年愛されつづけているクレマチスです。

 

チケットセンター前に置かれている鉢で開花している万重咲きの青紫花はマジック・フォンテーン。1990年代に日本で作出された品種です。万重咲きの花は花保ちが良く、一花を長く楽しむことができることも魅力です。

 

展示棟上部のフェンスを華やかに飾っている2品種は、ビーズ・ジュビリーとベル・オブ・ウォキング。一重のビーズ・ジュビリーと八重のベル・オブ・ウォキングを組み合わせることによって、色のコントラストだけでなく、花形の違いによってフェンスをより立体的に飾ることができます。

ガーデナーズリポート第495回

庭園内各所で早咲き大輪系クレマチスが見頃を迎えるとともに、遅咲き大輪系、テキセンシス系、インテグリフォリア系の早咲きの品種の中では開花期に入ったものも出はじめました。

 

早咲き大輪系クレマチスは、その名の通り、大輪の花、豊富な花色と花形で昔から愛されつづけています。この系統が開花すると、一輪の花のサイズが大きいため、フェンスや壁面が一気に華やかな雰囲気に彩られて、本格的なクレマチスシーズンのはじまりを実感させてくれます。

 

展示棟を中心に上下のフェンスで、早咲き大輪系品種の多様さをご覧いただくことができることでしょう。ポール仕立ての場面では、実際に品種名をご確認いただきながら、間近で花を観察することが可能です。スクエアフェンスや石垣壁では、ちょうど少しずつ開花がはじまったバラと大輪のクレマチスとの組み合わせを、カナールではジョセフィーヌを代表とした品種が白い壁面を豪華に飾ります。そして園内各所に設置している鉢に仕立てた早咲き大輪系も多くの花を咲かせています。ツルの誘引の様子などにもご注目いただきながら、ゆっくりと散策をお楽しみください。

ガーデナーズリポート第494回

ガーデナーズハウスでは、個性的な緑色の花を咲かせる品種を鉢植えで展示しています。オランダで作出されたグリーン・パッションは花径が10cmほどの八重花を咲かせています。ツルの伸びはそれほど旺盛ではないのですが、昨年よりもツルの本数が増えて、豪華な一鉢になりました。

 

グリーン・パッションとはまた趣きの異なる緑色の花を咲かせているのが華川と花園。こちらの2品種は日本で作出された兄弟という間柄で、華川は針咲き、花園は万重咲きをしています。どちらも花保ちが良く、咲き進むにつれて表情が変化する魅力的なクレマチスです。

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