- ホワイトガーデン、その外周、ノットガーデン、スクエアフェンス前ボーダーでは秋に開花するバラたちが・・・
2021年10月アーカイブ
ホワイトガーデン、その外周、ノットガーデン、スクエアフェンス前ボーダーでは秋に開花するバラたちが見頃を迎えています。
それぞれの株の成長を確認しながら、今年も夏に一斉剪定の作業を行いました。剪定をしてから約45日が経過するころから秋バラの開花がスタートし、11月初旬まで見頃がつづきます。
冬に休眠している期間に蓄えたエネルギーを放つように開花する春バラと、朝晩の気温が低下する中開花する秋バラはそれぞれに魅力があります。蕾の状態からゆっくりと開花する秋バラは花のサイズは小さいものの、整った形状で花開くことが特徴のひとつ。気温の差は花色を際立たせ、その鮮やかな花色は落ち着いた雰囲気の庭園内で存在感を見せています。
気温の高い10月を迎えていますが、それでも朝晩はこの時期らしく下がるようになりました。この気温差によってカラーリーフや秋バラ、ダリアといった秋を彩る花々はより一層葉色、花色が鮮やかに変化します。
10月のクレマチスガーデンでは、庭園内各所で数品種のダリアが見頃を迎えています。モザイク壁を背に庭園内に入ってすぐに目に飛びこんでくる黄花品種はミッドナイト・ムーン。銅葉と黄花とのコントラストはもちろん、花期が長く、生育旺盛なことから人気の高い品種のひとつです。
展示棟下のフェンスボーダーではコスモス(秋桜)という名前の濃いピンク花のダリアや、コンパクトに育つことが特徴のハミングブロンズシリーズが植栽されています。クレマチスの株元を飾る目的のため、草丈がなるべく低く、花のサイズも小さい品種を選ぶように気をつけています。
カナールのボーダーでは現在4品種のダリアが開花しています。もう何年も開花する様子を観察しているはずなのですが、毎年感激させられるのがティトキポイント。花弁の外側がピンク、中心に向かってオレンジから黄色へと抜けていくような花色の構成が神秘的なダリアです。