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ガーデナーズリポート 第25回

原種シクラメン・ヘデリフォリウムの花がそろそろ終盤を迎えています。それと交代するかのように葉の展開が本格的に。花のみが芝面から出ていた11月の草姿とはまた違った様子をご覧いただくことができます。

 

ヘデリフォリウムの花期が終わると、コウム(coum)の開花が年明けからはじまります。ヘデリフォリウムと比較すると、葉も花も丸みを帯びたやさしげな印象。周囲に植栽されたガランサスや原種系の水仙と一緒に開花する景色を今から心待ちにしています。

ガーデナーズリポート 第24回

庭園内では木々の紅葉が進み、スタッフによる落ち葉掃除では、桜からモミジ、そして現在はメタセコイヤ・・・と落ちる葉のサイズが徐々に小さくなってきているようです。今年は樹木類、灌木類の紅葉が例年よりも美しく、赤、黄、橙のグラデーションが庭をドラマティックに飾ります。

 

12月中旬の庭ではノボタンが見頃を迎えます。ノットガーデン横、ブラシの木付近で開花するのはリトルエンジェル。紫がかった桃色の花は咲き進むにつれて中心が白、花弁の縁が淡い桃色に変化します。株全体が花で覆われるように開花する様子は大変華やかです。リトルエンジェルの開花から少し遅れて、プリマヴェーラのフロントガーデンではコートダジュールが鮮やかな紫色の花を咲かせます。いずれの品種も寒さに弱いので、冬期に強い寒風が当たらない場所に植栽しています。多少成長はのんびりですが、毎年元気に越冬し、少しずつ花数も増えているようです。

ガーデナーズリポート 第23回

くすの木の丘では秋咲きのシクラメン・ヘデリフォリウムの開花が継続しています。

 

芝上に座り、可憐な花々を観察してみると、花色の幅広さに気がつきます。花、そして先端の口の部分との色の組み合わせもそれぞれ少しずつ異なり、もう既に株元から展開をはじめている葉もさまざまなバリエーションがあり個性的です。

 

ヘデリフォリウムやコウムといった原種シクラメンは、植付けをしてから約7年ほど経過しました。ここ数年は実生で次々と赤ちゃん株が増え、くすの木の丘下、園路付近まで新たな株が出現するようになりました。これから年月とともに、原種シクラメンのカーペットが面積を広げていくのが楽しみです。

 

 

ガーデナーズリポート 第22回

 

秋から冬にかけて開花するクレマチス・シルホサ。カナールの壁面や、ポール部、フェンスの一部で花を咲かせています。

 

ホワイトガーデンからガーデナーズハウスへの入り口では、頭上で開花するシルホサにご注目ください。ベル状の白い花が枝いっぱいに花を咲かせ、下を歩くわたしたちをのぞいています。クレマチスの中でもベル状の花型をもつ品種は、このようにアーチ下に植え付け、アーチ全体に枝を配り、誘引すると開花時に花がよく観察できます。シルホサ・フレックルスや日枝といった、花弁の内側に赤い斑が入る品種もおすすめです。

 

このガーデナーズハウス部入り口では、黄緑色の花を咲かせるグレウィーフローラも同様にからませています。開花までにはもうしばらく時間がかかりますが、現在枝の節々に蕾を付けた様子をご覧いただけます。小さな蕾は全体が短い毛で覆われており、その様子がなんだかまるでキウイを小さくした果実のよう!蕾から開花までの過程もかわいらしい品種です。今年は例年よりも蕾の数が多く、開花を心待ちにしています。

ガーデナーズリポート 第21回

今朝は黒、濃い紫、ブロンズ色の植物を探しながら庭園内へ・・・。

 

ポール仕立てのクレマチスコーナーではクレマチス・ブラックプリンスの三番花がちょうど開花中。ビチセラ系のブラック・プリンスは遅咲き大輪系のプリンス・チャールズと同じポールに植えています。淡いブルーのチャールズをほとんど黒に近いブラック・プリンスが引きしめます。

 

スクエアフェンス前花壇で夏前からずっと咲きつづけているのはチョコレートコスモス。最近はさまざまな品種がでてきて人気のチョコレートコスモスですが、その名の通り花からはチョコレートの香りがします。最前列に植栽されておりますので、是非実際に香りを嗅いでみてください。背景は銅葉のイポメア。両植物とも残念ながら寒さに弱いため、鑑賞時期もあと僅かとなります。

 

モザイク壁から庭園内に入った左側は庭園内でも最も日当りの悪い一帯。そこで元気に地面を這っているのが、リシマキア・ミッドナイトサンです。こちらはまだ植え付けをしてから数ヶ月の株。これからどんな成長を見せてくれるのか楽しみに日々観察をしています。

ガーデナーズリポート 第20回

 

ここ1週間はからっとした、気持ちの良い晴天がつづいています。庭仕事に最適なおだやかなお天気は年間を通じてわずか・・。この絶好の庭仕事日和?!を逃さないように、毎日ガーデナーは球根と向き合う日々を送っています。

 

 

2011年度春から夏に開花する球根性植物各種。今年も約1ヶ月かけて植付け作業を行います。クロッカス、ヒヤシンス、チューリップ、ムスカリ、アリウム、イフェイオン、水仙、ガランサス・・・球根のサイズや形もさまざまです。一つ一つ大切に、来年の庭を思い描きながら、根気よく作業をつづけています。

 

 

毎年、年末年始にかけて最盛期を迎える冬咲きのクレマチス・アンスンエンシス。11月に入り、枝の節々に蕾が見えるようになりました。小さな蕾が徐々にサイズが大きくなり、最後には花弁の先端がくるっとカールしたベル状の白花を咲かせます。花ももちろんかわいらしいのですが、この常緑葉も大きな魅力。年間を通じてツヤのある美しい葉でフェンスや壁面を飾ることができます。(真夏の強い日差しでは葉焼けを起こすことがあります)クレマチスガーデン内ではカナールの入り口フェンス、スクエアフェンス、モザイク壁の裏などでご覧いただくことができます。

ガーデナーズリポート 第19回

朝晩の気温がぐっと下がるようになり、少しずつ芝生の色も緑から茶色に変わりつつあります。庭園内では来年に向けて球根の植付け作業を中心に作業を進めています。そんな中、今朝はこんな「組み合わせ」に注目をして歩いてみました。

 

スクエアフェンス前で満開を迎えたレモンマリーゴールド。その背景と隣にはレースラベンダーとユーフォルビア・ダイヤモンドフロストを植栽しています。マリーゴールドの黄色、ラベンダーの青紫、そしてユーフォルビアの白の組み合わせは、秋から冬にかけての色が失われつつある庭をさわやかに彩ります。

 

ガーデナーズハウス奥の小道では、カレックスとアジュガをグランドカバーとして植えています。カレックスの下方に流れるような細い葉と、アジュガの比較的小さな丸みのある葉、そして面を埋めるように育つ習性の対比が面白くて組み合わせてみました。レモンイエローとブロンズという葉色の違いも、お互いにめりはりがついて相性が良いようです。

 

最後に、スクエアフェンス前花壇内では、ペニセツムとコリウス・ムーンライトの組み合わせがやさしい雰囲気を作り出しています。コリウス・ムーンライトは薄いオレンジ色をした単色の品種で、真夏の直射日光にも葉焼けもせず、安定して秋までこの葉色を楽しむことができます。このコリウスにペニセツムをぶつけるてみると、ペニセツムの花穂の効果でこんなにあたたかい組み合わせが出来上がりました。

 

日々、植物を観察しながら、複数の植物での「組み合わせ」を想像し、それぞれの植物の習性、花や葉の色、形状などを計算した上で、実際に挑戦をしてみるということも庭仕事において最大の楽しみの一つなのかもしれません。

ガーデナーズリポート 第18回

 

現在、庭園内で開花中の黄色い花を咲かせる植物を集めてみました。

 

ウインターコスモス:カナールのボーダーで開花するウインターコスモスは今年が植え付けてから3年目の株です。雨で水路に向かって下を向いてしまっていますが、このように下垂している様子を見るときれいな茎のラインに気づかされます。

 

レモンマリーゴールド:スクエアフェンス前の花壇や、カナール出口前で開花しています。初夏に植え付け、何度も刈り込みを繰り返し、こんもりとした形に育ちました。刈り込み作業をしていると葉の芳香が周囲に漂い、気づかれたお客様からよく名前を尋ねられました。普通のマリーゴールドよりも花のサイズが小さく、自然風植栽に欠かせません。

 

ツワブキ:庭園内のあちらこちらに植栽されています。ポール仕立てのクレマチスコーナーではクレマチスの下草としても使用していますが、美しい葉がクレマチスの足元を隠してくれてお薦めです。年間を通じて鑑賞価値の高い葉と、秋に開花する鮮やかな黄色い花、強健な性質・・・頼りになる存在です。

 

 

 

 

 

ガーデナーズリポート 第17回

ホワイトガーデンではシソ科オルトシフォン属のキャッツウイスカーと、バラ各種が見頃を迎えています。スノー・コーン、ホワイトペット、クリスタル・フェアリーといった小輪の品種のバラがそれぞれの白花を競い合うように中心部で咲かせ、その背景ではアイスバーグの上品な純白花が囲みます。

 

ベンチ裏ではクレマチス・アンスンエンシスに蕾が見られるようになりました。開花までまだしばらく時間がかかりますが、こうして花を咲かせる準備をしている姿を確認するととても愛おしく感じます。開花までは新たな枝や風で外れてしまった枝を留めたり、枯れ枝を除去する程度にとどめ、誤って貴重な枝を折るようなことをしたくないので、あまり触らないようにしています。

 

三島駅北口のシャトルバス乗り場では、自生している仙人草の花が夏から咲き続けています。こちらの仙人草は毎年長期間開花し、一つ一つの花のサイズも大きく、注目をしている個体です。バスに乗られる機会がありましたら、是非ご覧ください。ちょうどシャトルバス乗り場の左側、石積みになった植栽部で本日も開花中です。

ガーデナーズリポート 第16回

肌寒い雨のお天気がつづいています。外作業が進まない代わりに絶好のリース作成日和!となり、ガーデナー全員で作業を行いました。

 

藤蔓であんだ土台に、ローリエ(月桂樹)、クジャクヒバ、雪冠杉、モミノキなどを組み合わせ、グリーンベースを作成。その上にそれぞれのリースのテーマに添った実や果実、切り花をバランス良く配置し、最後にリボンやワイヤーで整えたら出来上がりです。

 

昨年同様、庭園内からバラ・アルバセミプレナの実や、柚子、蜜柑、ハイビャクシンなどを収穫し、リース材料として活用しました。身近にある材料でできあがった一つ一つのリースが庭園内に飾られる日を今から心待ちにしています。

 

 

 

 

 

 

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