春の庭園では日々新しい発見と出会いがあって、ドキドキの連続です。
昨日まで蕾の状態だった春咲きの球根性植物も、降雨の後や、気温の上昇とともに突然花開き、庭に色が少しずつ加わり、景色が変化をしていきます。
くすの木の丘周辺でちょうど開花がはじまったのが、スイセン・アクタエア、スイセン・ジョンキル、そしてアネモネ・パブニナ。少し前まではブルーや紫のクロッカスで覆われていたくすの木の丘が、今は黄、白、そしてパブニナの赤、紫、ピンクといった色に覆われています。
ホワイトガーデン前の芝面から黄色い花を咲かせはじめたのは、カウスリップたち(プリムラ・ヴェリス)。キバナクリンザクラという別名をもつ多年草です。花にはほのかな香りがあって、近くを歩くたびに顔を近づけてしまいます。