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ガーデナーズリポート第460回

あっという間に2019年度最後の開館日を迎えました。季節の移ろいとともに植物を管理する作業をしていると、時間の経過がより早く感じられます。

 

庭園内では、球根類の植え付け作業が終わり、ガーデナーはツルバラの剪定・誘引作業をすすめています。並行して、樹木仕立てのクレマチスに対して、竹支柱やシュロ縄を新しいものに交換し、ツルを配りなおす作業を行なったり、堆肥を施したり、施肥をしたり、土を作りなおしたり・・・とこの時期は作業リストから項目がなかなか消えていかない時期でもあります。

 

すべては来年の庭園を思い描いての作業。クレマチス、バラ、その他樹木類や灌木類、宿根草や1年草、すべての植物たちが良い表情で生育し、開花をすることができるように、ひとつひとつの作業をなるべく丁寧におこなうように心がけています。

 

冬の庭は開花している植物も少ないのですが、この時期しか開花しない花をご覧いただくこともできます。ちょうど数日前から開花期に入ったのが、冬咲きクレマチスのアンスンエンシス。1月の庭園では各所で見頃を迎えそうです。今年は特に、カナールの壁面部でアンスンエンシスの花の壁をご覧いただくことができると思います。是非、園路の最終地点であるカナールでは左手にご注目ください。

ガーデナーズリポート第459回

10月初旬の庭園では、各所でグラス類が見頃を迎えています。

 

その中で、今回はスクエアフェンス前ボーダー部に植栽されているミューレンベルギア・カピラリスをご紹介します。遠目からでも目を引く赤紫がかった穂は、夏の終わりから少しずつ出現します。10月に入ると、ふわふわとした穂が株全体を覆うように、まるで霧のように展開します。

 

性質は大変強健ですが、日当りを好みます。最初は小さな苗でも、最終的には大きくふくらみますので、植え付ける場所には余裕をもって、株間も広くとって植えつけてあげたいですね。

 

台風19号の動向が大変気がかりです。東寄りの進路に変わりつつあるため、庭園内外でも昨日から少しずつ台風対策を進めています。各地で大きな被害が発生しないことを祈っています。

ガーデナーズリポート第458回

9月第3三週を迎えました。木バラにつづいて、四季咲き品種のクレマチスも、一部の品種を除いて、ほぼ三番花にむけての剪定作業を終えました。10月中旬からの庭園を想像しながらの作業がつづいています。

 

バラ、クレマチスの剪定が一段落すると、庭園内はしばらく色が少なくなったように感じられますが、各所で秋の宿根草や灌木、一年草類が開花しています。

 

カナールの水路脇ではクジャクアスターやサルビアが。ポール仕立て、庭園のフェンスボーダーに植栽されているクレマチス足元では、ダリア、ジニア、ガイラルディア、チョコレートコスモスなどが花を咲かせています。くすのきの丘やアイランドベッドではシクラメン・ヘデリフォリウムも可憐な花をのぞかせはじめました。ノットガーデンやホワイトガーデンではキャッツウィスカーが白いユニークな花を咲かせ、シュウメイギクも各所でそろそろ見頃を迎えそうです。

 

グラス類もこれからが見頃。ペニセツム、ミスキャンタス、パニカム、カレックス、ミューレンベルギアなど、花穂が風に揺れる様も秋の庭の楽しみの一つ。花穂の色や形状はそれぞれ大変個性が豊かですので、またリポートしたいと思います!

ガーデナーズリポート第457回

バラの夏剪定作業が終わりました。各株ごとの状態を見ながらハサミを入れるこの作業では、普段なかなか隅々まで観察することができていない、一株一株、株元から枝先までを見られるとても良い機会です。

 

 

次の開花は10月中旬からスタートとなります。昨年は台風の影響を受け、少し花期が後ろにずれてしまったので、今年はそのような影響がないことを祈っています。春バラとは少し表情を変える秋バラの魅力。お客さまにたっぷりと楽しんでいただけるよう、管理作業をつづけてまいります。

ガーデナーズリポート第456回

東海地方では梅雨明けの発表がまだのようですが、日差しからは本格的な夏の到来が感じられます。

 

気温の上昇と、太陽の輝きが増すほど、元気な表情を見せるのが熱帯性の睡蓮たち。今年も白、紫、藤、桃、赤と幅広い色の花を咲かせています。

 

中央に佇む彫刻「水を着る女」も、睡蓮が華やかに開花する時期は、まるで睡蓮の花々を眺めているかのようにも見られます。

 

水上をトンボが飛び回り、水中では水蠆(ヤゴ)がのんびり動く。睡蓮の葉の上では小さなカエルが休憩し、頭上の木々からは蝉の鳴き声が・・・鏡池を観察していると、季節の移ろいが感じられます。

ガーデナーズリポート第455回

バラの花がら摘みをしていても、クレマチスのツルを誘引していても、宿根草の株元を除草していても、この時期、庭園内で作業をしていると遭遇するのが小さなカエルたち。

 

アリウムのシードヘッドの上にちょこんと座っていたり、ポールの鋳鉄の上に器用に乗って遠くを眺めていたり、バラの花の中に包まれて眠っていたり、とその表情はさまざま。

 

カエルの存在に気がつかずにバラの管理作業をしていると、驚かせてしまって急いでピョンピョンと逃げていくのですが、バラの鋭いトゲにくれぐれも気をつけてほしいものです。

ガーデナーズリポート第454回

庭園内では一部の品種を除いて、四季咲き品種への剪定作業がほぼ終わりました。雨の合間を縫って、二番花開花に向けて新ツルの誘引作業へと移行しています。

 

梅雨時期は風通しよく、クレマチスの管理をしてあげることが大切です。誘引時には、ツルとツルとの間に間隔をあけて、ビニールタイで留めるように気をつけています。風通し良く管理をすることで、病気からクレマチスを防ぐことにもつながります。

 

剪定をしてから次の開花までは約1ヶ月半。今年の二番花はどのような表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。(画像は過去に庭園内で開花した8月中旬の四季咲き品種二番花の様子。)

ガーデナーズリポート第453回

庭園内では小輪系クレマチスが見頃を迎えています。

 

壷形やチューリップ形の品種は暑さに強く、6月中下旬から7月上旬の庭に色を添えてくれます。ツルを伸ばしながら蕾をつける品種も多いため、剪定をするタイミングに悩んでしまうかもしれません。

 

ポール仕立てのコーナーでは、それぞれの品種に品種名と特徴の書いたラベルがつけられています。壷形、チューリップ形、ベル形の花を咲かせるヴィオルナ系、テキセンシス系の品種も多く植栽されていますので、是非、各品種の特徴を観察しながら巡っていただけたらうれしいです。

ガーデナーズリポート第452回

梅雨空には涼しげな色合いのクレマチスを!

 

湿度の高い梅雨時期には、クレマチスの花色でお庭をさわやかに演出してみてはいかがでしょうか。

 

ブルー、紫、藤、白・・といった花色が多く揃うクレマチス。ポイントは同時期に開花する品種を合わせてあげること。遅咲き大輪系やヴィチセラ系、インテグリフォリア系など、四季咲きの系統から選べば花期はおおよそ合うはずです。

 

花形もさまざまですので、色調は揃え、異なる花形同士を組み合わせてみるのも良し、花のサイズでコントラストを楽しむのもおすすめです。複数品種のクレマチスを一緒に植栽する際は、異なる品種同士のツルが上手に混在するように誘引をしてあげます。そうすることによって、品種ごとに偏らず、それぞれの品種がうまく調和した景色を作り上げることができるでしょう。

ガーデナーズリポート第451回

早咲き大輪系クレマチスの開花品種が日ごと増えてまいりました。

 

庭園の入口を入り、すぐ左手のフェンスでは早咲き大輪系を多く植栽しています。現在、満州黄、土岐、ビーズ・ジュビリー、柿生、アイ-ノール、マジック・フォンテーン、ダッチェス・オブ・エディンバラといった品種が大輪の花を咲かせています。

 

「クレマチス」というとこの色とりどりの大輪花を思い描く方も多くいらっしゃる人気の系統、早咲き大輪系。一年に一度しか開花しない品種もありますので、是非ゆっくりと散策しながらご覧いただけたら嬉しいです。

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