庭園内各所で水仙・テタテートが見頃をむかえています。
ヴァンジのモザイク壁を鑑賞しながら庭園内に入ると、目に飛び込んでくるのが鮮やかな黄色い花たち。芝生の中から背筋を伸ばして、いくつもの水仙の花が同じ方向をむいて咲く様子は、まるでこちらが水仙に眺められているよう。
ティタティタ、テタテタ、テータテータ…など様々な名前で呼ばれるこの水仙ですが、Tete a Teteが正式な品種名。辞書を調べてみますと、フランス語のtete-a-teteは「内密の」「二人だけの」そして「内緒話」という意味だそうです。
内緒話をする水仙、テタテート。園芸店やお花屋さんの店先では2月から今月にかけて多くの開花株が売られています。もちろん秋に球根を植えつけても良いのですが、開花鉢を購入し花を楽しんだ後に、少し大きめの鉢や庭に植えつけてあげるのがお手頃な方法です。植えつけたことをうっかり忘れてしまっても、毎年この時期になると、かわいらしい黄色い花を咲かせてくれる頼もしい存在です。