木々の新緑の色、菜の花や水仙の黄色など、春色はさまざまですが、ピンク色もその一つ。
クレマチスガーデンでも庭園内のあちらこちらでピンク色を見つけることができます。
カナールの水路に入ると、目に飛びこんでくるのが右手斜面で開花するシャクナゲの花。白、黄色、紫などいろいろな品種が植栽されていますが、中でも目立つのがピンクの花々。植えつけてから15年以上もの年月が経過し、株もすっかり大きく充実して花数も多くなりました。
現在、見頃を迎えているチューリップ。原種系のライラックワンダーはピンクの花弁に黄色いアクセントが入る印象的な花を咲かせます。植えたままでも毎年開花してくれますが、レディジェーンに比べると少し気難しく、年ごとに開花ボリュームにばらつきがあるようです。
カナールの出口扉を開けて出れば、その正面には枝垂れ桜のソフトピンクの花が花壇の背景を飾ります。こうしてピンク色の花を咲かせる植物に注目をしながら庭園内を歩いてみると、ピンク色といってもどのピンクも少しずつ異なり、それぞれに個性があることに驚かされました。