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ガーデナーズリポート第505回

ホワイトガーデン、その外周、ノットガーデン、スクエアフェンス前ボーダーでは秋に開花するバラたちが見頃を迎えています。

 

それぞれの株の成長を確認しながら、今年も夏に一斉剪定の作業を行いました。剪定をしてから約45日が経過するころから秋バラの開花がスタートし、11月初旬まで見頃がつづきます。

 

冬に休眠している期間に蓄えたエネルギーを放つように開花する春バラと、朝晩の気温が低下する中開花する秋バラはそれぞれに魅力があります。蕾の状態からゆっくりと開花する秋バラは花のサイズは小さいものの、整った形状で花開くことが特徴のひとつ。気温の差は花色を際立たせ、その鮮やかな花色は落ち着いた雰囲気の庭園内で存在感を見せています。

ガーデナーズリポート第504回

気温の高い10月を迎えていますが、それでも朝晩はこの時期らしく下がるようになりました。この気温差によってカラーリーフや秋バラ、ダリアといった秋を彩る花々はより一層葉色、花色が鮮やかに変化します。

 

10月のクレマチスガーデンでは、庭園内各所で数品種のダリアが見頃を迎えています。モザイク壁を背に庭園内に入ってすぐに目に飛びこんでくる黄花品種はミッドナイト・ムーン。銅葉と黄花とのコントラストはもちろん、花期が長く、生育旺盛なことから人気の高い品種のひとつです。

 

展示棟下のフェンスボーダーではコスモス(秋桜)という名前の濃いピンク花のダリアや、コンパクトに育つことが特徴のハミングブロンズシリーズが植栽されています。クレマチスの株元を飾る目的のため、草丈がなるべく低く、花のサイズも小さい品種を選ぶように気をつけています。

 

カナールのボーダーでは現在4品種のダリアが開花しています。もう何年も開花する様子を観察しているはずなのですが、毎年感激させられるのがティトキポイント。花弁の外側がピンク、中心に向かってオレンジから黄色へと抜けていくような花色の構成が神秘的なダリアです。

ガーデナーズリポート第503回

写真はくすの木の丘で芝生の中から顔を出しているシクラメン・ヘデリフォリウムです。

 

秋開花という印象が強い植物ですが、例年早いものは7月から咲きはじめて、徐々に芝生のあちらこちらで開花株が増えていきます。

 

まずは花が開花し、葉は花後に展開する、というライフサイクルもユニーク。個体によって葉の形や模様が異なるので、葉だけになった状態でも観察をするのが楽しく、鑑賞期間が長いのも魅力ですね。

 

さらに、適した場所に植えつけてさえあげれば、手がかからないそのたくましさと、可憐な花とのギャップも人気の理由ではないでしょうか。

ガーデナーズリポート第502回

季節は巡り、目の前には夏の庭園が広がっています。四季咲きクレマチスの二番花が少しずつ開花する中、もっとも多くの色を庭に与えてくれているのは夏に開花期を迎える1年草や多年草たち。

 

ホワイトガーデンでは、シソ科のキャッツウィスカーがクサツゲで囲まれた花壇内で白い花を咲かせています。気温が低下する晩秋までの間、日々ぐんぐんと草丈を伸ばし、次から次へと花を咲かせるので、こまめに鋏を入れて高さ調整をしています。カットすることによって、脇芽が伸びて株のボリュームがアップ、花数も自然と増えます。

 

丘辺のフェンスボーダーでは黄色い花に目が留まるかもしれません。キク科のルドベキア・タカオは非常に強健な性質をもつ宿根草。グラス類や青紫色の花を咲かせるサルビアなどとの相性が良く、秋までの長い間途切れることなく花を咲かせてくれます。

 

ポール仕立てにしたクレマチスの株元にはさまざまな植物が植栽されていますが、毎年夏には数種類のアンゲロニアを植えています。写真の品種はアンゲロニア・セレニータ・ラベンダーピンク。こんもりとコンパクトに育つので、クレマチスの下草には最適です。この他にも色違いのセレニータ・ホワイトや、やや大型の品種、アロニアビッグ・ピンクバイカラーなどが開花中です。

ガーデナーズリポート第501回

庭園内では小中輪の花を咲かせる遅咲きのクレマチスが開花をしています。

 

ポール仕立てのクレマチスコーナーで開花する流星はインテグリフォリア系の人気品種。淡藤色に紫のアクセントが入る、和風の庭にも洋風の庭にも合うクレマチスです。日本を代表するクレマチス・ナーサリーの一つ、及川フラグリーンさんのオリジナル品種で、ポール仕立ての中でもクレマチスの作出者に焦点を当てたエリアに、クレマチス・天空とともに植栽されています。

 

同じくインテグリフォリア系のユーリは、ツルの長さが1.5mほどで収まるコンパクトな草丈ではありながら、株全体を覆うように花を咲かせる多花性の品種。多少ツルが細いので、こまめにビニールタイで留めてあげると風などでポキッと折れてしまうことから防ぐことができます。

 

プリンス・チャールズは1970年代に作出された青花遅咲き大輪系を代表する品種。ツルの伸びは2mから3mほどで、壁面やフェンス、ポールなど庭のあらゆるシーンで活躍してくれます。単植はもちろん、他色の品種との組み合わせでも調和する、主役にも脇役にもなるクレマチスです。

ガーデナーズリポート第500回

白い花で構成されているホワイトガーデン。バラやシャクヤク、季節毎に開花する多年草や1年草だけでなく、クレマチスも白花の品種を集めています。

 

春一番に開花するアーマンディーからはじまって、モンタナ系、満州黄や土岐、マリー・ボワスロといった早咲き大輪系からバトンを受け開花期に入った遅咲きの系統たち。どのような品種が現在開花しているのかリポートをいたします。

 

遅咲き大輪系のサーロモンは、大輪の花弁の縁がフリル状になった純白の品種。昨年から残った古いツルからはもちろん、土中からも新しいツルをたくさん出すため、結果株元からツル先端まで数多くの花で覆われるように開花します。

 

同じく遅咲き大輪系のフルディーンの特徴は、何といってもそのツルの伸びの旺盛さ!ぐんぐんと伸びるツルの行き場が確保できる広めのスペースに植栽してあげたいクレマチスです。花弁の裏側にほんのりピンク色が入る、小〜中輪のパールホワイトの花を咲かせます。

 

フルディーンとは対照的にコンパクトにまとまるパルセットはフロリダ系のクレマチス。白い花弁にやさしいピンク色の筋が入り、褐色の花芯がアクセント。ツルは比較的細いので繊細な印象を受けますが、節から次々と側枝が出て花を咲かせます。

 

この他にもホワイト・プリンス・チャールズ、白万重、テッセン、ホーゲルビー・ホワイト、カイウなど、5月中旬から6月にかけて遅咲きの白花品種が開花しています。是非、フェンスやアーチなど観察しながらゆっくりとご散策ください。

ガーデナーズリポート第499回

統計史上2番目の早さでの梅雨入りの発表を受けて、今週は雨降りのお天気がつづいています。

 

梅雨空ではありますが、庭園内ではツルバラ、木バラともにちょうど見頃に入り、遅咲き品種のクレマチスとともに多くの花色で彩られ、年間を通じて最も華やかな景色をお楽しみいただける時期を迎えました。

 

ポールズ・ヒマラヤン・ムスクやローゼンドルフ・シュパリース・ホープを中心としたツルバラと、遅咲き大輪系、テキセンシス系、ヴィチセラ系をはじめとした四季咲きクレマチスとが同時期に開花する石垣壁はちょうど今週末がツルバラのピークとなりそうです。

 

 

ガーデナーズリポート第498回

今年もガーデン内がバラの香りに包まれる季節がやってきました。例年よりも10日から2週間ほど早いペースで開花が進んでいます。

 

石垣壁、ノットガーデン、ホワイトガーデンとその外周ボーダー、スクエアフェンスとその前面のボーダー、テッセンのフロントガーデン、ガーデナーズハウスなどで日々開花するバラの品種数が増えています。

 

ガーデナーとしましては、気温があまり高く推移せず、さらに激しい雨が降ることのないよう、天気予報を日に何度もチェックしてしまう日々がつづいています。

ガーデナーズリポート第497回

前回につづきまして、庭園内で開花する早咲き大輪系の様子をリポートいたします。

 

ライラシナ・フロリバンダとルイーズ・ロウという爽やかな組み合わせが目を引く展示棟下のフェンス。ライラシナ・フロリバンダの紫花と、ルイーズ・ロウの淡いラベンダーブルーの花色とのコントラストはもちろんですが、丸弁のルイーズ・ロウが、弁端が細いライラシナをより一層すっきりとした印象に見せています。お互いがお互いを引き立て合っている、そんな2品種の組み合わせです。

 

展示棟上のフェンスでも、同じような爽やかな組み合わせを見つけました。こちらはH・F・ヤングとカザグルマ、そして前面に植栽されている下草、ツルマサキも合わせまして、青、白、黄色の3色の色合いで構成されています。

 

展示棟下のフェンスでご紹介したルイーズ・ロウを、是非ポール部で間近から観察してみてください。一重の花、半八重の花、八重の花とがあることに気がつかれるかもしれません。株が充実することによって、異なる咲き方の花を咲かせるルイーズ・ロウは他の品種と組み合わせて植栽するのはもちろん、単植でも多彩な表情を見せてくれるクレマチスです。

ガーデナーズリポート第496回

最盛期を迎えている早咲き大輪系クレマチスたち。幅広い品種数がある中で、毎年お客様に人気の品種をいくつかご紹介いたします。

 

展示棟下のフェンスで開花しているH・F・ヤングは、母の日のプレゼントでもおなじみのクレマチス。淡青色の花弁と黄色がかったクリーム色の花芯とのコントラストが美しく、英国での受賞歴もある、長年愛されつづけているクレマチスです。

 

チケットセンター前に置かれている鉢で開花している万重咲きの青紫花はマジック・フォンテーン。1990年代に日本で作出された品種です。万重咲きの花は花保ちが良く、一花を長く楽しむことができることも魅力です。

 

展示棟上部のフェンスを華やかに飾っている2品種は、ビーズ・ジュビリーとベル・オブ・ウォキング。一重のビーズ・ジュビリーと八重のベル・オブ・ウォキングを組み合わせることによって、色のコントラストだけでなく、花形の違いによってフェンスをより立体的に飾ることができます。

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