早春咲きクレマチス アーマンディー系はほぼ花期を終えて、来年に向けての剪定作業が始まりました。
アーマンディー系からのバトンを受けてモンタナ系や早咲き大輪系のクレマチスが開花をはじめると、庭園内は一気に春本番の景色へと切り替わります。
クレマチスガーデンでは、満州黄(マンシュウキ)と柿生(カキオ)が早咲き大輪系開花の基準標本木のような存在になっています。例年、この2種類いずれかの蕾が開きますと、早咲き大輪系の開花宣言!となります。この宣言を皮切りに、原種のカザグルマや面白(オモシロ)などの開花が次に続きます。多くの方がお持ちでいらっしゃるクレマチスという花のイメージ通り、色とりどりの花色と、大輪の一重や八重の豪華な花を咲かせる早咲き大輪系の開花はフェンスや壁面を日毎クレマチス色で染めていきます。
それに対して、花のサイズは小さいものの、花数では負けない!という咲き方をするモンタナ系は、樹木に誘引をして自然風な植栽で人気を集めています。桜や紅葉の樹幹を利用したこの植栽方法では、まるで原生地でのモンタナ系の姿を想像していただける景色をお楽しみいただくことができます。