庭園内各所で早咲き大輪系クレマチスが見頃を迎えるとともに、遅咲き大輪系、テキセンシス系、インテグリフォリア系の早咲きの品種の中では開花期に入ったものも出はじめました。
早咲き大輪系クレマチスは、その名の通り、大輪の花、豊富な花色と花形で昔から愛されつづけています。この系統が開花すると、一輪の花のサイズが大きいため、フェンスや壁面が一気に華やかな雰囲気に彩られて、本格的なクレマチスシーズンのはじまりを実感させてくれます。
展示棟を中心に上下のフェンスで、早咲き大輪系品種の多様さをご覧いただくことができることでしょう。ポール仕立ての場面では、実際に品種名をご確認いただきながら、間近で花を観察することが可能です。スクエアフェンスや石垣壁では、ちょうど少しずつ開花がはじまったバラと大輪のクレマチスとの組み合わせを、カナールではジョセフィーヌを代表とした品種が白い壁面を豪華に飾ります。そして園内各所に設置している鉢に仕立てた早咲き大輪系も多くの花を咲かせています。ツルの誘引の様子などにもご注目いただきながら、ゆっくりと散策をお楽しみください。