今年も残すところあと2日となりました。朝から雨が降りつづく中、休園中の庭園を冬咲きクレマチスの開花した様子を求めて、ゆっくりと観察をしてみました。 ホワイトガーデン、スクエアフェンス、樹木仕立ての株はまだ蕾の状態です。蕾のサイズはかなり大きくなっていて、ま...
春咲き球根の植込みがほぼ完了した庭園では、ツルバラの誘引作業に入りました。日に日に気温が下がる中、来年の春の景色を思い描きながら管理作業をする日々がつづきます。 そんな中、冬咲き常緑品種、クレマチス・アンスンエンシスは順調に蕾をふくらませています。12月第...
11月末の庭園でもっとも目を引く植物の一つといえば、やはり原種シクラメン。 木立性クレマチスを集めて植栽しているコーナー、アイランドベッドでもこのシクラメン・ヘデリフォリウムがたくさんの花を咲かせています。 銀葉や明るい緑色の葉をもつハイビャ...
カナールの出口やポールでは、クレマチス・シルホサが枝全体に花を咲かせています。 白いベル状の花は繊細で、とても可憐な雰囲気。和にも洋にも良く合います。 涙型をした真っ白な蕾は、一見実のようにも見えますが、その状態から徐々に開花へ...
●クリスマスローズ講習会「今がシーズン!クリスマスローズの植えつけ・植えかえ」● 金子明人先生を講師にお迎えし、ちょうど生育期に入ったクリスマスローズの植えつけや植えかえ、株分けや種まきといった作業をデモンストレーションを交えてお話いただきました。 &nb...
10月第3週に入り、バラたちが再び庭園内に色を添えはじめました。 秋の穏やかな風が、ガーデン内をバラの香りで包みます。 現在、5分〜6分咲き。これから10月下旬に向けて、少しずつ開花のボリュームが増していきます。 ...
今年は例年よりも開花が遅れていた原種シクラメン・ヘデリフォリューム。先週から開花が進んできました。 原種シクラメンについていただくご質問で多いのは、「この植物の名前は?(A:シクラメン・ヘデリフォリュームです)」「なぜ葉がないの?(A:葉は花後に展開します...
秋の庭園で開花するキク科の植物に注目をしてみました。 庭園の入り口すぐ左側で咲く、この鮮やかな黄花のダリアはミッドナイトムーン。6月から現在まで絶え間なく花を咲かせてくれています。花のない時期、このブロンズ色の葉だけでも重宝します。 カナール...
● C.C.R.C.対談 金子明人 × 村上敏 × 横山直樹 ● クレマチスガーデン開園10周年を記念して、テレビや雑誌でもご活躍中の金子明人先生、村上敏先生、横山直樹先生をお迎えし、クレマチス(C)、クリスマスローズ(C)、バラ(...
今朝の庭園から、見ごろを迎えている植物をご紹介します。 カナールのボーダーガーデンでは、クジャクアスターとプレクトランサスが競い合うように花を咲かせています。淡い桃色がかった紫色のアスターの花、透明感のある紫花、その反面濃い紫色をした茎や葉裏をもつプレクト...
前回のリポートでご報告をしたベロニカ・オルナータ(トウテイラン)の花が先週から咲きはじめました。淡いブルーの花は奥で開花しているバラ・スウィート・ドリフトの桃花とも相性が良く、お互いに引き立てあっています。 ツツジの葉上で花を咲かせているのは、クレマチス・...
まだまだ残暑の厳しい日々がつづいているものの、朝晩は気温が下がるようになってきました。バラの剪定作業を終えた庭園では、秋らしい落ち着いた景色が広がっています。 丘辺のフェンスボーダーで満開となっているのは、ルドベキア・トリロバ(タカオ)。夏から現在まで絶え...
ショップ棟からリストランテ・プリマヴェーラへとつづく通路には、季節ごとに変わる鉢ものを設置しています。ここ数年、この時期のメイン植物には原種系ハイビスカスを選び、下草のカンガルーアイビーとの組み合わせを楽しんでいます。 カラフルで華やかな南国の花というイメ...
この時期、朝一番の庭園でまず観察するのは、睡蓮の池で開花する温帯睡蓮・熱帯睡蓮の様子。ぐるっと池の回りを一周しながら、それぞれの開花状態を見て回ります。 特に温帯性の品種は日が昇るとともに開花し、夕方になるにつれて花を閉じる習性から、是非その時間に合わせて...
暦の上ではもう既に「秋」が到来しているものの、日中の厳しい暑さからはまだ秋の気配が感じられません。 少しでも涼しく感じられるように、白い花々が咲くホワイトガーデンの様子をご紹介します。 現在、宿根フロックスが全体の主役となっているホワイトガー...
展示棟入り口横ではボタンヅルの開花がはじまりました。 年々、株の充実とともに花数が増え、今年はとうとう柘植(つげ)の生垣がまったく見えなくなってしまうほど茂り、行き場がなくもてあまし気味の蔓も見られます。 それほど、生育旺盛で強健な性質をもつ...
「植物の立体3Dステレオ写真をつくってみよう」ワークショップを開催しました! 今回は庭園内の植物たちを被写体に撮影をするだけではなく、それで立体3Dステレオ写真をつくることに挑戦です。 本来であれば、少し曇った天候のほうが適しているのですが、...
ガーデンカフェで開花中のクレマチスをご紹介します。 フロリダ系のヴィエネッタは一見テッセンと見間違えそうになりますが、ボリュームのある花芯で見分けがつきます。蔓を伸ばしながら、次から次へと花を咲かせています。 紫がかった桃花の品種はポンパドー...
三連休の中日、15日午前中にワークショップ「不思議な植物」を開催いたしました。朝から庭園内全体が霧で覆われ、早朝には雨が降る不安定なお天気でしたが、幸いにも開始時間には雨も止み、予定通り行うことができました! 「不思議な植物」は昨年秋につづき2回目の開催。...
7月上旬のクレマチスガーデンでご覧いただける、クレマチス以外の植物をご紹介します。 展示棟上ではダリアが今年も元気に開花しています。ブロンズ色の葉と黄色い花とのコントラストが美しい、ブラックナイトという品種です。 同じく展示棟上で開花している...
アガパンサスが咲き始めました。 左の写真はプリマヴェーラ入り口前の花壇の様子。 リグラリアやニューサイラン、サンゴミズキに囲まれるようにして、花を咲かせる紫花のアガパンサス。さわやかな印象を与えてくれる、初夏の庭には欠かせない宿根草です。 &...
7月第一日目の今日は、朝から終日雨というお天気になりました。 梅雨空の下でも、クレマチスたちは活き活きと花を咲かせてくれています。 カナールの入り口正面フェンスで、かわいらしい小花をたくさん咲かせているのは、フラミュラ系のトリテルナータ・ルブ...
皆さまのお住まいの地域では、台風4号の影響は大丈夫でしたでしょうか。 クレマチスガーデンでは、19日から20日にかけてもたらされた暴風雨によって、数本の樹木が倒れてしまったり、クレマチスの多くが蔓を傷めてしまう、という被害を受けました。 昨日...
● 金子明人先生とめぐるクレマチスガーデンツアー 2012 ● 2012年度、クレマチス最盛期のガーデンツアーイベントも最終回を迎えました。 今期もたくさんの方々にご参加いただき、5月にはモンタナ系や早咲き大輪系の咲く庭園を、6月には遅咲き大...
ガーデンカフェに腰かけて、庭園を見渡す席に座れば、花菖蒲越しに彫刻や芝生が広がる景色をご覧いただくことができます。 カフェ横の小さな庭では、アリウム、甘茶、カンパニュラやアスチルベがちょうど見頃を迎え、フェイジョアの木にも花が咲きました。 ハ...
ヴァンジ彫刻美術館の展示棟出口を出ると、左側に「ポール仕立てのクレマチス」というコーナーが広がっています。 こちらには100本のポールが立ち並び、遅咲き大輪系、ヴィチセラ系、テキセンシス系、ヴィオルナ系、インテグリフォリア系といった四季咲き品種を中心に植栽...
テキセンシス系クレマチス、プリンセス・ダイアナがチューリップ型の鮮やかな桃花をたくさん咲かせています。 写真はガーデナーズハウス内に設置している鉢仕立てのダイアナ。 この他にもポール仕立てやガゼボといった場師に植栽をしているプリンセス・ダイア...
先週の金曜日、満開のバラで庭園内が良い香りに包まれる中、ハーブクラフト作家の近藤洋子先生をお迎えし、「タッジーマッジーづくり」のワークショップを開催いたしました。 バラ、そしてハーブを庭園内から実際に摘みとり「タッジーマッジー」と呼ばれる香りの花束を作りま...
6月に入った庭園では、さまざまな系統のクレマチスたちが開花期を迎えています。 チケットセンター前の人気品種はインテグリフォリア系のアフロディーテ・エレガフミナ。品種名のご質問をもっとも良く受けるクレマチスの一つです。 同じくチケットセンター前...
庭園内ではバラが最盛期を迎え、年間を通じて最も華やかな景色が広がっています。 石垣壁では、クレマチスとツルバラがお互い競い合って花を咲かせている様子を、スクエアフェンス前ボーダー部では白、赤、オレンジ、桃、黄色・・とさまざまな花色のシュラブローズをお楽しみ...
石垣壁、ノットガーデンのバラが見頃を迎えています! ツルバラとクレマチスの競演をテーマに植栽・管理をしている石垣壁。今年は、ツルバラ、クレマチス、それぞれが枝や蔓をのびのびと伸ばせるように、冬の剪定・枝配り作業に工夫をしました。その効果を出すことができたか...
● 村上敏先生とめぐるローズガーデンツアー 2012 ● 22日火曜日の13時から村上敏先生をお迎えし、ローズガーデンツアーを開催いたしました。 この時期にしては気温が低く、午前中は雨が降ったり止んだりという不安定な天候でしたので心配をしまし...
早咲き大輪系クレマチスが最盛期を超えた状態を迎え、それと同時にインテグリフォリア系、遅咲き大輪系、ヴィオルナ系、ヴィチセラ系が少しずつ開花期に入っています。 特に開花が進んでいるのがインテグリフォリア系の品種たち。 アイランドベッドではユーリ...
● 金子明人先生とめぐるガーデンツアー 2012 第一回 ● 毎年、大変ご好評をいただいている、金子先生によるツアーイベントが開催されました。 まさに庭園散策日和!といったお天気の中、たくさんの方にご参加いただき、早咲き大輪系クレマチスが満開...
早咲き大輪系クレマチスが庭園内各所で見ごろを迎えています。 その豊富な花色と、花型、何よりも大輪の豪華な花は、庭園を一気に華やかな雰囲気に変えます。 少しずつですが、インテグリフォリア系やフロリダ系、ヴィオルナ系のクレマチスも咲き始めました。...
バラの開花がはじまりました! リストランテ プリマヴェーラの入り口壁面では、スパニッシュ・ビュティーがピンク色の上品な花を咲かせています。 来週には、壁面全体を覆うように開花する様子をご覧いただくことができるでしょう。...
ホワイトガーデンやガーデナーズハウスでは、オオデマリの花がすっかり白く色を変えました。 それとほぼ同時に、早咲き大輪系のクレマチスが花期に入り、庭園内各所で幅広い花色の大輪花が花を咲かせはじめています。 現在、モンタナ系、早咲き大輪系クレマチ...
チューリップが最盛期を迎えたホワイトガーデンの様子をご紹介いたします。 スプリング・グリーン、栞、ホワイト・ハートやホワイト・パーロットといった品種を中心とした白花チューリップが満開を向かえ、クサツゲの新緑とともに、景色は白と緑で統一されています。 &nb...
アーマンディの花期がそろそろ終盤を迎えた先週末から、モンタナ系クレマチスの開花がはじまりました。 モンタナ系の品種に対しまして、昨年末から今年のはじめにかけて大きな植え替え作業を行いました。そのため、例年に比べると開花のボリュームは少ないのですが、新たな品...
昨日から冷たい雨が降り続いています。この雨でクレマチスの新芽がまたグングンと伸びることでしょう! ガーデナーズハウスの小さな庭の様子です。 背景に植栽されているオオデマリには、枝全体に緑色をした球状の花が目立つようになりました。これから徐々に...
庭園内外、各所でチューリップの開花が進んでいます! リストランテ・プリマヴェーラ前では黄色をテーマカラーに、ライラック・ワンダーやモンテ・スパイダーを植栽しています。 スクエアフェンス前ボーダーでは、紫や黒花のチューリップを中心に個性的な品種...
ホワイトガーデン外周ボーダーでは、原種系チューリップ・クルシアナ・レディジェーンが最盛期を迎えています。 レディジェーンは花色の美しさはもちろん、華奢で、シルバーがかった葉色、花弁の縁が少し反り返るように咲く姿がとてもエレガントな品種。 今年...
風は少し冷たいものの、爽やかなお天気の中、庭園内では桜、そしてアーマンディ系のクレマチスが見頃を迎えています。 桜もアーマンディも、一年を通して花を咲かせるのはこの時期だけ。 ピンク色の桜と白いアーマンディとの競演の様子に是非ご注目ください。...
日本料理 tessen(テッセン)へと向かうアプローチでは、ミカン科のミヤマシキミ・ルベラが花を咲かせています。 前年、秋ごろから見られる蕾の状態も美しく、春の開花まで大変長い期間楽しむことのできる常緑低木です。 このアプローチは少し日当りに...
昨日から今朝にかけての春の嵐を受けて、本日は庭園内を整備する作業からスタートしました。事前に養生をしていたものの、樹木の枝や枯れ葉で園路は埋め尽くされてしまいました。皆さまのお庭の植物たちは大丈夫でしたでしょうか? そんな中、バス停横に植栽されている、桜・...
早春咲きのクレマチス、アーマンディの開花が本格的にはじまりました! 展示棟上下フェンス、ホワイトガーデン、石垣壁、そして庭園内各所で樹木仕立てにした株をご覧いただくことができます。 花には甘い香りをもつアーマンディ。これから開花期間中はガーデ...
朝からあいにくな空模様となりました。この雨でクレマチスの新芽もまたぐぐっと伸びることでしょう。 今年もショップ棟の白い鉢にはクレマチス・カートマニ−・ジョーを選びました。 フォステリー系のカートマニ−・ジョー。少し緑が...
この時期、植物の生長スピードは著しく、日々変化していく景色に驚かされます。 アーマンディ系クレマチス、今朝の蕾の様子です。一部、日当りに恵まれ、温かい場面ではもう既に開花がはじまっていますが(ホワイトガーデン内周フェンス)、庭園内全体の平均的な株はこの写真...
朝晩の気温はまだまだ低いものの、庭園内には少しずつ本格的な春の訪れを感じさせる景色が広がりはじめました。 IZU PHOTO MUSEUMアプローチや庭園入り口斜面で開花がはじまったのは、鮮やかな黄花が印象的な水仙・テタテイト。ローメンテナンスでも毎年必ず...
IZU PHOTO MUSEUMへのアプローチでは、ミニアイリスの花が咲きそろいつつあります。 ハーモニーは淡い青と紫の中に、黄色いアクセントが入る品種。草丈はわずか12cm程度ですが、鮮やかな花色が目を引きます。 アイリスをはじめ、早春の庭...
2月も残すところあと3日となりました。 庭園内では、まだ茶色い芝生の中から、クロッカスやシクラメン・コウムがかわいい花を覗かせています。 枝の節々に花芽がはっきりと確認できるようになってきたのは、早春咲きのクレマチス・アーマンディ。来月の今ご...
2月19日(日曜日)13時から、金子明人先生による「クリスマスローズ ガーデンツアー & 講習会」を開催いたしました。 講習会では、クリスマスローズの基本的な育て方や種類のお話の後に、寄せ植えのデモンストレーションを行っていただきました。1年草との組み合わ...
例年2月中下旬に見頃を迎えるクリスマスローズ(ヘレボルス・ヒブリドゥス)。今年は全体的に開花が少し遅れているものの、少しずつ蕾がふくらみはじめています。 カナールのボーダーガーデンへと向かう階段では、両脇にクリスマスローズを植栽しています。一段一段、下向き...
冬の剪定作業を終えた旧枝咲きクレマチスの様子をご紹介します。 4月末〜5月初旬に花の見頃を迎えるモンタナ系クレマチス。旧枝咲きの系統に属します。 樹木仕立てにしたモンタナは下記のような手順で剪定・誘引作業をすすめています。 ○つ...
寒風の中にも、春の予感を感じさせてくれる植物たちの姿が目に留まります。 カナールの斜面で見つけた黄花のハナニラは、イフェイオン・セロウィアナム。 細くて華奢な葉が、星型の鮮やかな黄色い花を引き立てます。 くすのきの丘ではスノード...
先日、完了したクレマチスの冬の剪定作業。作業後のクレマチスの様子をご紹介します。 まずは、新枝咲きクレマチスの剪定後の状態です。 アイランドベッドの一番手前に植栽されている、インテグリフォリア系の品種、ブルーベル。草丈15cm程度の背の低いク...
クレマチスへの冬の剪定作業が終わった庭園では、ツルバラの剪定・誘引作業を進めています。 写真上は石垣壁の5月の様子、そして写真下は本日の作業の様子です。 壁面右側のバラ・ロココと、左側のクレマチス・アーマンディが喧嘩をしないように、それぞれの...
冬咲きクレマチスの開花がつづく一方で、庭園では春〜秋咲きのクレマチスに対する冬の剪定作業がほぼ完了しました。 冬の剪定は、クレマチスの葉が茶色く変色したこの時期に行います。 今年の開花に影響する大切な作業のため、芽を確認しながら、一株一株丁寧...
1月15日(日曜日)に2012年度はじめてのガーデン講習会、金子明人先生による「冬咲きクレマチスを楽しむ」を開催いたしました。 冬咲きクレマチスについての講習会は、2003年に一度行って以来久しぶりの開催となりました。 庭園内で実際に開花する...
朝晩気温がしっかり下がるこの季節には、葉ものの美しさに磨きがかかります。 夏場の高温多湿が少し苦手な種類も、いまが本領発揮といったところ。 花の少ないこの時期、葉が美しい植物をところどころ花壇に入れておくと、それだけで華やかな雰囲気を演出することが可能です。  ...
あけまして おめでとう ございます。 新しい年を迎えたクレマチスガーデンでは、冬咲きクレマチス・アンスンエンシスの蕾がつぎつぎと花開き、クリスマスローズ ニゲルの開花がはじまりました。 冬景色が広がる中、小さな春を発見! くすの...